館長の部屋
月光図書館館長の雑記です。読んだ本のこと、日々のことなどを綴っています。
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どんなジャンルも読みますが、外国人作家、児童文学作品をよく読みます。漫画も好きです。
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2008
02,07
21:27
本命ドーナツ
CATEGORY[その他]
新宿にお勤めしている父は大の甘い物好きで、里帰りの間はいろいろなスイーツをお土産に買ってきてくれました。
浅草舟和の芋ようかん、神楽坂のペコちゃん焼、コージコーナーの生チョコ、秋葉原のベルギーワッフル…そして今回、行列で話題のドーナツが我が家にきました。
クリスピークリームドーナツ
アメリカで1930年代に創業。今や世界中に支店を拡大。日本には2006年新宿に出店し、現在は3店舗あるそうです。
若者に混じって初老の?父が並んで買ってきてくれたその味は…
口の中でとろける~まいう~
絹のようになめらかで、ふわっと消えそうな初めて食べる感触。いつでも行列…という意味がわかりました。少々周りの砂糖が甘めに感じますが、これは一回食べておくべきでしょう。出来立ては、本当に口の中で溶けるそうです。
お父さん、ありがとう。そして、寒い信州で一人頑張っている甘いもの好きの旦那様、ごめんなさい。
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2008
02,06
22:17
真冬のアイスクリーム
CATEGORY[その他]
コールド・ストーン・クリーマリー
テレビで見た流行のお店に行ってきました。マイナス9度の鉄板の上で、おねいさんが歌いながらちゃかちゃかとアイスをこねてトッピングを混ぜ合わせる、あれです。実家の近くにできたショッピングモールに店舗がありましたので、買い物ついでに寄ってみました。
正直、アイスはそんなに好きではないのです。ましてや冬。なのに…
美味しかった~!また食べに行きたい!
注文したのはバレンタイン限定のビターチョコレートアイスに、オレオクッキーのトッピング。ワッフルコーンでいただきました。ベースのアイスが実にこくがあり、なめらかでうまい!暖房のきいた店内とはいえ、あんなにぺろりとたいらげてしまったことが驚きです。注文方法がよくわからなくても、しゃべりの達者なおねいさんが応対してくれるので大丈夫です。
新しい鉄道が開通した実家近隣は、もの凄いスピードで開発が進んでいました。大きなショッピングモールが二つも出来、雑木林は全て宅地化。緑の多い町でしたが、今は公園しか緑が残っていませんでした。新しいショッピングモールは、子どものいる世帯をターゲットにしているのか、子ども関係のお店の数も多く、授乳室の設備もばっちり。おしゃれなママ友同士、ベビーカーで買い物する姿が本当に多かったです。世界の絵本キャラクターのグッズ専門店もあり、一児の母としては、興奮しっぱなしの場所でした。
楽しい時間が流れつつ、それでも、悲しい気持ちがぶらさがっています。あまりにも、子どものころわくわくした空間がなくなっていることが。こんなスピードで緑がなくなっていって、あとには何が残るのだろう、と。新しいお店はすぐに飽きてしまうから、きれいな空と緑と水がある場所に帰りたい、と。
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2008
02,03
22:25
守り人とゲドと食を考える
CATEGORY[児童文学]
里帰りして1週間。おかげさまで、親子無事にのんびりさせていただいています。実家ではペースが狂うと心配していた私はどこへいったのやら…人間、楽を覚えるのは早いです。見事にぐうたら三昧。気持ちも丸くなった以上に、見た目がまるーくなってきました。
さて、先日NHKテレビ番組「課外授業 ようこそ先輩」に尊敬する児童文学作家上橋菜穂子さんが出演していました。上橋さんが母校の小学校で授業をする際、出したテーマは「ファンタジーの世界をつくる」。まず、子どもたちに物語の主人公を考えさせます。その後で、主人公を取り巻く世界を考えさせるのですが、その手法が「主人公の食べるシーンを考える」というものでした。
上橋さんの創作する物語で常々感心するのは、その世界のリアルさ。風土に根ざした言語、習慣、食生活、政治…あらゆることが円環となって完成され、物語がぐぐっと強く起き上がってきます。番組内でも、上橋さんは言います。たった一つの食事のシーンを考えても、その国の産業から経済規模、文化、あらゆることがわかってくると。それが世界にリアリティをもたせてくると。例えば、君達の今日の朝ごはんは、材料は誰が作ったか知っているかな?口に入るまでにどんな人の手が携わっているか想像してごらんと。
ふと、同じく尊敬する児童文学作家、ル=グゥインの代表作「ゲド戦記」を思い出しました。
架空のアースシーという世界の中で、主人公ゲドは、もっとも偉大な魔法使いとして成長し、活躍します。しかしながら、物語の後半において、もてる全ての力を使い果たした後に地味な生活を送ります。昔はその展開に意外性を感じましたが、今は強く納得できます。自然を相手に生きる人々、土に根ざした生業の人々。その人たちの感覚こそが、一番正しいのだと。あの時代にあの結末を作り出せた凄さをかみしめます。(まだ読んでいない人、すみません。かなりネタばれです)
現在、食の安全という言葉が飛び交っています。しかし、便利さを追求するならば、何人もの手が入り込み、より見えなくなるリスクは発生します。何でも安く手に入るのは、外国の資源・労働力を貪り取っているからです。当たり前と思っていることも、やっぱり考え直さなくてはいけない時期です。少なくとも、農業や漁業等の第一次産業に携わる人々はもっと尊敬され、保護されるべきだと思うのですが。
ただの一主婦である自分は、毎日の食事を無駄なく、大切にすること。授かった命を育てていくこと。物を減らしてなるべく循環させられる生活スタイルを目指すこと、とやれることから実践してみます。そして、感謝の気持ちを忘れないこと。
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2008
01,26
22:09
里帰りします
CATEGORY[育児]
明日より2週間ほど、娘を連れて里帰りします。妊娠してから一度も帰ってこない娘にしびれを切らし、わざわざ両親がむかえに来ました…。
7ヶ月となる娘にとっては初めての遠出。初めての電車移動。かなりの冒険です。新しい生活リズムにママもどきどきしていますが、どーんと構えていきたいです。
それにしても、子育てって難しいと痛感するこのごろです。夫婦のこと、お互いの親族のこと、そしてばらばらの成長をとげる子どものこと…。大人がなんとなくあやふやにしてきたことも、はっきりとした決断を迫られることが多いです。ひとまずは、自分が決めたことはもう迷わない、とにかく話し合うこと、と言いきかせながら過ごしています。娘のおかげでママ友もたくさんでき、みんな悩んでいるのだなあ、自分は家族によくしてもらっているなと気づかされます。
娘がパソコンのコードを引っ張る引っ張る…ぶちっ
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2008
01,13
16:01
石原吉郎2
CATEGORY[詩歌、俳句]
以前紹介した詩人・石原吉郎氏の新聞記事の続きです。
昨年の連載は、「封印」というキーワードにより、シベリア抑留時代の記憶を封印して詩を発表していく戦後の生活が書かれていました。やがて、帰国から15年を経て、石原氏はシベリアの体験をエッセーで書き始めます。今年の連載は、「記憶」というキーワードにより、彼が何を体験し、どんな記憶を背負ったかをエッセーをもとに追っていく内容が始まりました。
今年のスタート記事に添えられていたのは、香月泰男の「シベリア・シリーズ」の絵です。
石原氏を知る前は、シベリアといえば香月氏がすぐに思い浮かびました。亡くなるまで、シベリア抑留体験をテーマにした絵を描き続けた山口県の画家です。
彼の絵は非常にシンプルで、深い黒の中に、抽象的ともいえるモチーフが浮かび上がる様式が多いのですが、実際にみてみると、色の鮮やかさと、モチーフの強さが迫ってきます。連なるシベリアの絵を見てまわったとき、一人の人間が、生涯こんな地獄の記憶を背負って生きていかねばならないのかと、大きな恐怖に襲われました。戦争を生き残った人の終わらない苦しみ。今でも、彼の描いた死人の顔や炎がごうごうと浮かび上がってきます。
石原氏も一度だけシベリア・シリーズを見に行き、印象をこう書き残しているそうです。
「ほとんど黒一色にぬりつぶされ、忍苦そのものと化したかにみえる無数の表情。だが私は、これらの表情へ盛上げ、抑えつけた絵の具の層の下に、望郷のねがいそのもののような緑とばら色のイメージをありありと看取できた。」
戦後、香月氏は「私の地球」と呼ぶ故郷三隅町と、家族をこよなく愛し、身近なモチーフを描き続けています。限りなく穏やかな暮らしの中に、隠しきれないシベリアの記憶が噴出し、生涯描かざるをえなかった画家。
石原氏は、戦後の日本社会に馴染めず、故郷とも絶縁し、もがくほど、封印してきたシベリアの記憶へと立ち戻っていきます。シベリア帰りというだけで受けてきた数々の差別。強制収容所では人を蹴落としていかねば生き延びられない…戦争が終わったはずの日本においても、電車に乗りこむにも仕事をするにも他人を押しのける構図を目にして、石原氏は深く傷つきます。誰とも共有できぬ感情…。「虚の顔」と形容された表情。激しく屈折した内面が、詩となり文章となり発表されていきました。
彼の孤独・絶望に強くひかれます。今年はゆっくりと著作を読み、言葉に出会いたいです。
香月泰男
「青い太陽」
シベリア・シリーズの一枚
コメント[0]
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