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2007 06,21 13:31 |
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妊娠を通じて初めて接することになる専門職、助産婦さん。(正式には助産師ですが、ここでは愛称をこめて助産婦さんとします)今回は、月50人ぐらいの出産を扱う中型の病院にお世話になりました。産科の医師は、体の管理と医学的な分娩処置が主な仕事となりますが、具体的なフォローは、まさしく助産婦さんの担当です。妊娠中は、外来にて毎回相談にのってもらったり、両親学級での講義。出産時は陣痛間の対応や赤ちゃんの取り上げ、産後は赤ちゃんのお世話について指導してもらいました。
実際に出産する前は、「若い人より年配のベテランの人のほうが安心だわ~」と考えていましたが、どうしてどうして、出産後は180度変わりました。むしろ、若い人のほうが物腰が柔らかく、相手の気持ちを深く察しながら接してくれることが多いということを実感しました。 自分の出産時は、夜勤も日勤も若い人が担当してくれました。呼吸法をほめてくれたり、リラックスのためのアロマオイルをたいてくれたり、水分補給しやすいように吸いのみを用意してくれたり、何より積極的に声をかけたり腰をさすったりしてくれて、きめ細かいケアをしてもらいました。陣痛の痛みがつらいときでも、助産婦さんがそばにいてくれるだけで、何だか安心して頑張れる気持ちになります。 夜勤でお世話になった助産婦さんには、その後入院中もなかなかお礼を言う機会がなかったのですが、数日たって、産後の生活指導で初めて再会することができました。お会いしてびっくり、なんと美しい人ではないですか。(陣痛のときは痛みでよっぽどぼんやりしていたのでしょう。)講義もてきぱきと進め、頭の良い人なんだとすぐにわかりました。40分ぐらいの講義でしたが、ひたすら助産婦さんの姿にポ~と見とれ、質問の時間では、自分ばかり手を挙げていました。振り返れば、陣痛のとき、この綺麗な助産婦さんに必死で抱きついていたんだな~(何故か抱きつくと落ち着くので…。でも嫌がらず励ましてくれた素晴らしい方です)素面の今では、到底できない行動だったとしみじみ。 他の入院ママさんと会話していると、分娩時に担当した助産婦さんが冷たかった~!という体験談も聞きました。人間って、よくしてもらったことよりも、嫌な思いをしたことのほうがやっぱり忘れないもので、そういう記憶のほうが鮮明だったりします。(助産婦さんの名前までしっかり覚えていましたからね、その人は) 入院中は、産後すぐに24時間赤ちゃんと同じベットで過ごす「母子同室」。眠れず食べれずの20時間の出産を終えて、そのまま同室での育児に突入した初日は、その厳しさにくたくたでした。それでも、ナースコールを押せば助産婦さんがすぐに駆けつけてきてくれて、個人指導で細かいケアをしてもらいましたので、6日後の退院頃には、随分と赤ちゃんとの生活にも自信がつきました。 今まで知らなかった世界、助産婦の仕事の専門性─女性の人生に丸ごと向き合っていく幅広さ、なんと素晴らしい仕事だろうと尊敬しています。 PR |
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