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2007 06,17 17:07 |
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妊娠中誰もが願うこと。「安産」
妊娠10ヶ月目ぐらいに病院へ提出する書類の一つに、「バースプラン」というものがありました。これは自分の希望する出産・育児の希望を病院のスタッフへ提示して、話し合うというものです。書面では、具体的に夫の立会いや産む姿勢等いろいろと書いたのですが、大まかな理想としては「なるべく医療行為のない自然分娩」。目標は「安産」ということでした。勿論、初産なので、何があってもおかしくない、基準は自分でそう思えればどんなお産も安産─と考えてはいました。 さて、自分のお産を振り返ってみると… 破水から分娩まで約20時間。微弱陣痛のため、陣痛促進剤の使用。それでも最後の一押しが足りなかったので吸引分娩。会陰切開あり。 毎日のマッサージや散歩、体操の積み重ねからきていた「安産」への自信。結局イメージしていた自然分娩とは違う結果となりました。それでも、生まれたわが子をみれば、そんなことどうでもよくなります。むしろ、20時間お腹から出ようと苦しんで苦しんで、それでも生まれてきてくれたわが子の頑張りに感動。なんて愛おしいのだろう、ありがとう、ありがとうと毎晩話しかけていました。同時に、20時間つきっきりで腰をさすり、嫌な顔一つしないで励ましてくれた夫の優しさに対しても、感謝といっそう深い愛情があふれてきました。出産の大変さは予想以上でしたが、心の底から湧き上がる感動もまた、はるかに大きなものでした。 「もう頑張れません」 分娩台で約12時間過ごしたとき、助産婦さんに弱音をはきました。もっと大変な人がいるのよと言われ、そのときは「うそー」と自分のことで精一杯でしたが、その後入院生活で他のママさんに聞くと、実際はるかに大変な出産をされた方がたくさんいました。また、時間は短くても、精神的につらい思いをされたり、痛みが強かったり、家族がもめたり…と人の数だけ違うドラマがあることを知りました。 時間が短いから、陣痛の痛みがあまりなかったから安産。時間がかかったから、処置が必要だったから難産。そういう客観的な判断に振り回されるのではなく、産んだお母さんの気持ち、見守った家族の気持ちでお産を振り返ればいいんだ、と自然に思えました。 何もかも個人差のある「妊娠・出産」経験。違うということを、マイナスではなく、前向きに受け入れられる気持ちにもっていけるかどうかで、産後の精神状態も差が開いていくのかもしれません。 PR |
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