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2008 01,11 16:36 |
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新年となってから、新聞の一面には産科医不足の現場の記事が連載されています。お正月の別刷りの新聞には、私が出産した病院の産科医もインタビューされていました。今年はさらに他病院の閉鎖により、県内では割合と産科の多いこの辺りでも、予約が厳しくなってきたとのことです。
医師の研修制度の変化や、訴訟問題の増加による産科医希望の学生の減少。大学病院の産科医が不足し、地方の病院に派遣されていた医師が引き上げされることで、残された医師の負担が増加し、その待遇の悪さにますます産科医の仕事が敬遠されるという負の連鎖。実際に県内でも、「地元で産科がない。あっても断られてしまい、遠方の病院まで通う」という深刻な地域が増えてきています。喜ぶべき妊娠も、気の重い出来事になってしまったという妊婦さんのコメントもありました。 「子どもを産みたい」と願ったとき、お金だけでなくどこで産むかという心配もしなくてはならない世の中となったようです。個人や一地方で対応できる問題ではない、と思えます。 以前働いていた介護の現場。実際には労働条件の悪さに、離職率が高く、どこも人材確保に悩んでいます。一企業の努力で労働条件が改善されるレベルではなさそうです。これからますます高齢者は増加するでしょうが、求められる仕事は、熱意だけでこなさなければならない過酷さ。 社会福祉をどんな形で国民が支えていくのか、改めて考える一年の始まりです。 PR |
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