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2007 09,06 00:25 |
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地元の新聞に気になる記事が。木曽町に住む上村さんという女性が、亡き夫から預かった手紙を掲載していました。
六年い組のみなさまから 真心のこもったお手紙をどっさり頂いて よろこびました。 私たち三人の父子は幸福に暮らしておりますから、よろこんで下さい。 人間どうしは相愛し合ってゆきさえすれば幸福になれます。たといどんなに貧しくても 愛し愛されておることをはっきり知っておれる状態にあると 全く幸福です。 人間どうしは相憎み相争ってゆきますと、いくら自分の要求が通っても心が落ち着かず いつまでも不安です。 世界がいま二つに分かれているとよく言われます。 争いによって公平な分配をしようとするか、愛によって公平な分配をしようとするか─。 相手をみたらすぐ目を怒らし議論するか、相手をみたらすぐにっこりしていたわるか─。 この二つのやり方のどちらをあなた方は好きますか?きっと愛の組でしょうね。 なぜなら こうしてやさしい手紙を私たち南の港の者に書いてくださったのですもの。 「なんじら互いに相愛すべし」とは神のさだめた規則であります。 どうか あなたの町で あなたがたは みな 愛の天使として 貧しい人、かなしんでいる人、困っている人、病気している人、旅の人、さみしがっている子に、小さな愛の言葉をかけるよう努めて下さい。 1949年2月28日 長崎市上野町 永井隆 福島小学校のみなさま 差出人は、長崎で被爆し、妻を亡くして自らも病に冒されながら被爆者治療に尽力した医師、永井隆博士。上村さんの夫が小学6年生のとき、クラスで博士に手紙を書いて送ったところ、返ってきた手紙の写しを、担任教諭がクラス全員に写しを配布してくれたそうです。その写しを大切にしてきた夫が亡くなってからは、上村さんは夫の遺言状と思って自分の子どもにも読ませたそうです。 簡潔な文章に込められている普遍のメッセージ。多くの方に読んでほしいという家族の思いに共感し、ここにのせました。 何もかもすぐに欲張ってしまう自分。今いる場所で、小さな言葉、小さな行動ができるように。 PR |
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