館長の部屋
月光図書館館長の雑記です。読んだ本のこと、日々のことなどを綴っています。
プロフィール
HN:
コナ
HP:
月光図書館
性別:
非公開
趣味:
読書 絵 喫茶店めぐり
自己紹介:
どんなジャンルも読みますが、外国人作家、児童文学作品をよく読みます。漫画も好きです。
カレンダー
02
2025/03
04
S
M
T
W
T
F
S
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
最新記事
新年の抱負
(01/15)
無題
(07/26)
女房
(05/22)
必要とする・しない
(05/16)
めでたしめでたし
(02/11)
カテゴリー
日本の小説 ( 6 )
外国の小説 ( 2 )
児童文学 ( 11 )
詩歌、俳句 ( 4 )
ノンフィクション ( 3 )
漫画 ( 8 )
映画 ( 10 )
音楽 ( 6 )
芸術 ( 6 )
テレビ ( 7 )
妊娠・出産 ( 11 )
育児 ( 26 )
ホームページ更新 ( 10 )
その他 ( 22 )
未選択 ( 0 )
リンク
管理画面
新しい記事を書く
最新コメント
ありがとうございます
[01/18 コナ]
ご無沙汰してます
[01/14 COCO]
思い出の味
[09/01 コナ]
はちみつ
[08/25 ちゃの]
中年か~
[07/14 コナ]
最新トラックバック
ブログ内検索
アーカイブ
2011 年 01 月 ( 1 )
2010 年 07 月 ( 1 )
2010 年 05 月 ( 2 )
2010 年 02 月 ( 1 )
2010 年 01 月 ( 1 )
バーコード
RSS
RSS 0.91
RSS 1.0
RSS 2.0
2025
03,10
06:42
[PR]
CATEGORY[]
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
2007
06,03
07:51
子どもであることを奪われて
CATEGORY[漫画]
「海街diary1 蝉時雨のやむ頃」 吉田秋生作
小学館
ホームページの本館でも取り上げている漫画家吉田秋生さんの最新作。
連続した短編3話が収録されています。とても良いという評判をききまして、早速読んでみました。
一言。のめりこむように一気に読みました。素晴らしい作品です。
舞台は鎌倉。子どもの頃、父親の借金と女性関係で両親が離婚。まずは父が家を出て、その2年後には母も再婚のため家を出ます。残された3姉妹は、祖母の家で育てられ、やがて成人─祖母亡き後も鎌倉の古い家でそのまま共に暮らしています。ある日、離婚以来一度も会ったことのない父親が、山形の地で亡くなったと知らせが入り、戸惑いながらも姉妹はお葬式に出席することとなり…。
未知の土地でのお葬式。父親の現在の暮らしと、自分の記憶とのギャップ。父の新しい配偶者の未熟な姿、遺産をめぐる駆け引き。こういうのあるある、というエピソードが連なります。何よりも、腹違いの妹との交流、クライマックスの蝉時雨のシーンの感動!表題作「蝉時雨のやむ頃」以外の他の2編も、丁寧に物語が進行し、じんわりきます。(過去の作品「ラヴァーズ・キス」の朋章くんが出てくる箇所もあります。かっこい~い!そして、朋章くんのエピソードを知っていると、語られない秘密に、あらためて思いをはせてしまいます。)
3姉妹の会話の掛け合いも現実的であるし、共に暮らすさりげない日常が非常に上手く描かれており、日々の暮らしの幸福感を巧みに表現しています。どの登場人物もいいのですが、とりわけ感情移入したのは、長女でしっかり者のサチ。親を許すということ、看護婦として常に厳しい環境の生と向き合っていること、凛としたたたずまい…共感し、かつ憧れるような女性です。そしてまた、哀しみを感じるキャラクターでもあります。
物語も本当にしっかりと作られており、紹介したいセリフもたくさんありますが、あんまりネタばれになってもつまらないので控えます。(でもこのブログのタイトルの意味をかみしめる内容です)いろんな経験をした大人が読むからこそ、つぼに入る箇所があります。おすすめです。
何度も足を運んだ土地ですが、また鎌倉へ行きたくなりました。
明後日が予定日。初乳が出て、おしるしがあり、子宮口も開いている状況ですが、なかなか規則的な陣痛が来ません…。今日もまた、お散歩を頑張らないと~。まだまだ本が読めるかな?
PR
コメント[0]
TB[]
<<
待つことは難しい
|
HOME
|
深く静かな語りに耳を傾ける
>>
コメント
コメント投稿
NAME:
MAIL:
URL:
COLOR:
Black
LimeGreen
SeaGreen
Teal
FireBrick
Tomato
IndianRed
BurlyWood
SlateGray
DarkSlateBlue
LightPink
DeepPink
DarkOrange
Gold
DimGray
Silver
SUBJECT:
COMMENT:
PASS:
trackback
トラックバックURL
<<
待つことは難しい
|
HOME
|
深く静かな語りに耳を傾ける
>>
忍者ブログ
[PR]