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2009 09,26 08:57 |
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この夏、絵本の原画展に足を運びました。
隣の安曇野市穂高には絵本関連の美術館が点在しており、久しぶりに訪れることができました。 ひとりは、イラストレーターとしても有名な和田誠さん。「週間文春」の表紙や、シネマ・ジャズ関係の書籍の表紙絵でも有名な方です。ちなみに、展示を行った安曇野絵本館は、子ども禁止の場所のためしばらく訪れていませんでした。館主にうかがったところ、常連さんのように絵本館の内容を知ってくれているお客さんなら子どもも大歓迎とのことです。ならば、次回は娘も入れるかな…。 もうひとりは、いせひでこさん。「ルリユールおじさん」「絵描き」等最近の作品しか知らなかったのですが、実は沢山の画風を描き分けて、数多くの絵本や児童書の挿絵を出されていたのですね。今回は、弟テオからの視点でゴッホを描いた絵本「にいさん」と、実在の植物学者をモデルとした「大きな木のような人」の原画をみることができました。もうほとんど片目を失明されているといういせさん。器用な絵と人柄いうイメージでしたが、実は、不器用で、ゴッホのように社会と折り合いが上手くつけない孤高の職人タイプにひかれるそうです。現在の文も絵も両方担当されてからの絵本のほうが、のびのびと作品を作り出されているという印象です。「にいさん」で描かれる、青と黄色の壮絶さ。印刷の紙では出てこない気迫、哀しみにうたれました。会場は結婚式もできる絵本美術館、森のおうちでした。 久しぶりに美術館へ行って一番感じたこと。空気がとっても優しい。特に安曇野絵本館は、館主の方のエネルギーが強いせいかしら。自分のとげとげが落とされる感じ。生きていくには、「それでいいんです」と受け入れてくれる空気が必要なんですよ。誰だって。 PR |
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