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2008 05,06 00:14 |
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最近、娘の人見知り開始と昼夜逆転にヘロヘロな毎日です。
ホームページの本館を更新しました。♯01 作家中山可穂さんのページに、新作「サイゴン・タンゴ・カフェ」の紹介文を追加しています。 図書館で借りるときは心浮き立ち、返却時には寂しくなる…。中山さんの本は、まるで恋人のような存在となってしまいます。今回の新作は、今までの十八番(女性同士の激しい恋愛)もありつつ、幅広い世代にも読みやすい内容となっています。いい意味で、中山さんも年をとり、初期の頃には無い世界が存分に書かれています。一作一作、どんどん飛躍していく作家。ゾクゾクします。中には、今までの人生で溜め込んできた感情がぶわーと開放される短編があり、何故、何故、中山さんは知っているの?代弁者だ~!と興奮して叫びたくなる一作がありました。出版日は2008年2月29日。自分の誕生日に大好きな本が出るなんて、本当に嬉しいです。 どうして、人はタンゴに夢中になるの? タンゴは踊れませんが、タンゴの映画を観ることが大好きな私。タンゴについてはたくさんしゃべりたいので、またいつか、別の機会に。恋もタンゴも、人を狂わせるほど魅力があります。知らなくても、生きていけるとしても。 短編の最後を読んだ時、ため息がもれました。ずっと中山さんの小説を読み続けてきた人なら必ず、ああ、ここまで来たと言うのでしょう─。人生は厳しくても、成熟された人にだけ見せてくれる終焉があるのだと。今だからこそ、この物語が生まれたのだ、と。 そして、物語を読み終えて、今の自分には厳しさが足りない、と痛感しました。出産・子育てに追われた1年。自分を捨てるこの期間も必要であり、成長させてもらいました。でも、次に進めるように、自分を律することを忘れないように。今まで隅においやられていたろうそくに、火がつけられたようです。 PR |
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