館長の部屋
月光図書館館長の雑記です。読んだ本のこと、日々のことなどを綴っています。
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どんなジャンルも読みますが、外国人作家、児童文学作品をよく読みます。漫画も好きです。
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2009
07,12
23:26
PLUTO
CATEGORY[漫画]
ホームページの本館♯07にて紹介しました漫画
「PLUTO」 浦沢直樹×手塚治虫
が全8巻にして完結しました。
最後は原作通りアトムの出番になるのですが、やっぱり主人公ゲジヒトの役割がよかったですね。命が託すものは、憎しみではなく愛(無限の赦し)であってほしい。どんな風に生きて、何を遺していくのか。そんなことを考えるようになった自分は、人生も折り返し地点を過ぎているのでしょうか。大人として、何を伝えて遺していくのか、いやはや難しい…。
毎日忙しいことも、最近は強みに感じます。役割があることは、嬉しいこと。嫌なことがあったって、状況を冷静に分析して、できることを積み重ねていこうと切り替えられる。今は真面目に仕事をしていこう。腹の立つ先輩には絶対負けない!→以前はこんなにガッツがなかったです。家族が成長させてくれているのでしょうか。
だいぶ話せるようになった娘は、言葉で表現できることが嬉しいようで、きらきら輝いています。こどもがいると家の中が明るくなる、と聞きますが、もう命の光があふれてまぶしく感じます。まさにエプシロン並みのエネルギー…(漫画を読んだ方はおわかりかと思いますが)
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2008
10,23
22:09
老眼鏡紳士を語る
CATEGORY[漫画]
「リストランテ・パラディーゾ」
「GENTE」(全2巻) オノ・ナツメ作
久しぶりに、大人の魅力がつまった漫画と出会いました。
舞台はイタリアのローマにあるリストランテ。そこで働く老眼鏡の紳士たちと、それを取り巻く女性たちの物語。「GENTE」は外伝となっていますが、是非あわせて読んでほしいです。
スパイスのきいた料理。熟成されたワイン。エスプレッソの苦味…この漫画の面白みは、大人にしかわからない旨みと同じかもしれません。さりげないけれども、実に気の利いたセリフと間が存在します。男と女、親子の葛藤、仕事と恋愛の両立…登場人物たちにもさまざまな生き方があり、共感できることも、わからない生き方もあります。しかしながら、読後には、どの登場人物のことも「そっか」と受け止めたくなるような憎い演出がされています。
もし、年齢の高い渋い男性がお好きな方であれば、この漫画は間違いなく中毒になるでしょう。いい男ばかりですから。ちなみに私が夢中なのは、オーナーのロレンツォ!この包容力は、並みの男ではない。特に、仕事を貫きたい大人の女性から見れば、理想のひと。(逆に、若いときでは気づけない魅力かも)だから、問題だらけ?の女性・オルガが全てを捨てても彼を選んだのは納得します。そして、泣き虫のオルガが物語の最後には「女として最強」とまで言われるようになったのは、ロレンツォとの愛の力でしょう。私は、いつも静かにオルガを待つロレンツォのシーンがたまらなく好きです。
さりげなく、皆がお互いのことを気遣っている…このリストランテの料理とサービスは最高です。そして、必ず幸せな気持ちにしてくれる。
おまけ:男性の眼鏡って好きです。紳士…好きですねぇ。
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2008
06,25
23:17
プラネテス
CATEGORY[漫画]
遅番勤務で夜9時ごろ帰宅。やっと休みだー朝ゆっくり寝ようーと思っていても、早朝4時30分に娘が起床。5時に朝食をとる生活って???子どもは思い通りにならないって真実です。
さて、少し前に読んだ漫画のことなど。
「プラネテス」全4巻 幸村誠 作
講談社
2070年代の宇宙が舞台。宇宙開発により発生したスペースデブリ(宇宙空間のゴミ)回収業者の青年が主人公。
正直SFものやら宇宙ものはそんなに読まないのですが、これは面白くて一気に読んでしまいました。ちょっと先の地球、人類の姿が描かれていて、妙に納得。戦争が絶えなかったり、地球の環境破壊を進めている人間が宇宙にまで出て行ったらどうなるかってこと。人間が長期に宇宙空間で生きていれば、どんなリスク(身体上、精神上も)が起こり得るかってことが明確に描かれています。初めは飛ばしていた主人公のキャラも、途中で意外な迷宮入りしてしまい、このあたりは諸星大二郎の漫画作品のテーマなんかを思い出しました。
あったりまえの言葉が、最後は一番強いのかな。あったりまえのことを素直に行動できるのが、強い人なのかな。
自分の考えとは違っていても、目の前の現実は確かに存在します。どうなんだろう、と問いかけの多い作品でした。
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2008
05,24
19:09
いいわけはじごくできく
CATEGORY[漫画]
「よつばと!」 あずまきよひこ作
メディアワークス
前々より評判の高いギャグ漫画ですが、いやー面白いです。つぼに入りまくりです。一日中、夫婦でよつば語録が飛び交っています。
夏休みに入ろうかという日に、父子家庭の小岩井家が田舎より引っ越してきます。そこから始まる、とうちゃんと娘のよつばのなんてことない日常が書かれている漫画なのですが、実に笑えます。
1話がちょうど一日の話で、次の話は次の日となっています。前日ネタや以前のネタが意外なコマで表現されていたりして、細かいところも要チェックです。
隣の家の三姉妹やら、とうちゃんの友人やら、キャラクターの絡みも絶妙です。どのキャラクターもマイペース。そう、ここでは秩序を正す母親という存在や、世間体を気にするおばちゃん的キャラは不在です。普通なら、訳アリそうな父子家庭で、奔放に育ったよつばは世間から白い目で見られそうなのですが、登場する大人も子どもも、みな細かいことを気にすることなく過ごしています。ある意味、マイペースに生きたい人には、とても理想的な世界かもしれません。
何より、よつばのとうちゃんは、うちの旦那さんにそっくりなんですよね。言うことやること、家で仕事しているのも同じだし。この漫画を読んでから、ますます我が家は無駄に踊ることが増えました。そのうち娘も参加してくれるかなー。
ちなみに今回のタイトルも、よつば語録の一つです。
今日の流行語は、「やんだ くうきよめ!」(7巻より)
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2007
07,31
11:14
最終話
CATEGORY[漫画]
今日で7月も終わりですね。毎日の育児でパソコンを開く余裕もなく、昨晩は満月でしたがホームページの更新はなしです…。
以前話題となった「ドラえもん」偽最終話騒動をご存知でしょうか?とあるプロの漫画家の男性が書いた同人誌が、そのストーリーの面白さや原作の雰囲気に近い作画のせいか、1万部を超える売り上げとなり、本物と勘違いして購入する人まで出ているということで、著作権侵害の問題となった事件です。
ひょんなことからその最終話を読みました。ストーリーは、電池切れとなったドラえもんを、科学者となったのび太が蘇らせるというものです。言われなければ、本物と間違いそうなほど完成度は高いです。
常々「のび太は天才肌だ」と感じていましたが、この最終話はその辺を上手く表現していると感じました。たとえば、オリジナルでも次々と出される未来の道具。何度怒られても懲りずにのび太は独自の使い方を試していきます。また、忘れ物、遅刻も常連ですが、いっこうに改善する気持ちもなし。本当にマイペースです。普通なら常識や周囲を気にしてまとまってしまうところがなく、見事な活動っぷりが爽快です。
さて、娘も2ヶ月近くとなり、だいぶふっくらしました。体重も気づけば5キログラム。抱っこが重くなりました。最近は笑う回数が増え、ますます親バカになっています。
どんな表情も大好き♪
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