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2007 10,13 01:52 |
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NHKスペシャル 「ビューティ・ウォーズ 」
少し前になりますが、9月24日に放映されたドキュメンタリー番組。「美肌」にこだわる日本人女性と、加熱する化粧品業界を追った内容でした。 若々しい肌に価値を求め、化粧品に費やすお金が世界一の日本人女性。ヨーロッパではそもそも若返りを目的とする「アンチ・エイジング」化粧品は存在しないそうです。世界中の化粧品会社が日本の市場に注目し、その背後にひかえる巨大市場─中国をとりこもうと動き出している様子が取材されていました。 個人の「美しくなりたい」という気持ちは同感しますが、番組を観ていて違和感を覚えた箇所を挙げてみます。 ○「肌(の問題)は心より大事かも」 アンチ・エイジング化粧品を使う女性の一言。これから老いていく中で、肌が衰えていればみじめである。心を磨くより、肌を磨いたほうが幸せでいられる、という意見。 →外見に対する基準はシビアになっていっていると感じますが、中年の女性にここまで言わせるほどとは…と正直驚きました。確かに、若々しくありたいのは共通の願い。でも、年を重ねてたくわえられる精神部分が魅力であり、若い世代へ伝えていける大事な姿なのでは…。 ○「○○ちゃんのママ若い~と言われたい」 小学生ぐらいの子どもが母親に向かっていう一言。これが励みとなってアンチエイジングに取り組む女性。 →日本でカップルの文化は育たないのでしょう。出演した女性たちの中で、「夫のために、恋人のために美しくありたい」という発言はありませんでした。基準は同窓会での視線と子どもからの視線。化粧品での美容効果があったとしても、それ以上に全体的な女としての艶が出ることは難しそうです。 ○アフリカ東南の島、マダガスカル。ここの薬草に老化防止の効果があると発見され、日本へ大々的に輸出されている。薬草を摘む村では、その収入で車や教育費へ投資。企業に依頼されたハンターは、島の伝統的な薬草を次から次へと採取し、老化防止作用がないか研究されているという事実。 →世界経済は富める国によって独占されているとはいえ、美容業界もここまできているとは怖くなりました。日本人が若返りたいがために、アフリカの生態系に手を出す必要がありますか?村の経済が(他の国の基準から見れば)活発になるという利点もあるでしょうが、長期的にみてどうなのでしょう。 求めるものの違いでしょうか。どんどん窮屈になっていっているように感じます。せめて、身近にあるもので循環して、あまり地球環境にダメージを与えない生活を送れたら…と考えさせられました。ちなみに、いかにお金をかけずに美肌になるか、というのは日々研究しています。結構できるんですよ、お金をかけずに美しくなること。 PR |
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