館長の部屋
月光図書館館長の雑記です。読んだ本のこと、日々のことなどを綴っています。
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どんなジャンルも読みますが、外国人作家、児童文学作品をよく読みます。漫画も好きです。
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2007
06,03
07:51
子どもであることを奪われて
CATEGORY[漫画]
「海街diary1 蝉時雨のやむ頃」 吉田秋生作
小学館
ホームページの本館でも取り上げている漫画家吉田秋生さんの最新作。
連続した短編3話が収録されています。とても良いという評判をききまして、早速読んでみました。
一言。のめりこむように一気に読みました。素晴らしい作品です。
舞台は鎌倉。子どもの頃、父親の借金と女性関係で両親が離婚。まずは父が家を出て、その2年後には母も再婚のため家を出ます。残された3姉妹は、祖母の家で育てられ、やがて成人─祖母亡き後も鎌倉の古い家でそのまま共に暮らしています。ある日、離婚以来一度も会ったことのない父親が、山形の地で亡くなったと知らせが入り、戸惑いながらも姉妹はお葬式に出席することとなり…。
未知の土地でのお葬式。父親の現在の暮らしと、自分の記憶とのギャップ。父の新しい配偶者の未熟な姿、遺産をめぐる駆け引き。こういうのあるある、というエピソードが連なります。何よりも、腹違いの妹との交流、クライマックスの蝉時雨のシーンの感動!表題作「蝉時雨のやむ頃」以外の他の2編も、丁寧に物語が進行し、じんわりきます。(過去の作品「ラヴァーズ・キス」の朋章くんが出てくる箇所もあります。かっこい~い!そして、朋章くんのエピソードを知っていると、語られない秘密に、あらためて思いをはせてしまいます。)
3姉妹の会話の掛け合いも現実的であるし、共に暮らすさりげない日常が非常に上手く描かれており、日々の暮らしの幸福感を巧みに表現しています。どの登場人物もいいのですが、とりわけ感情移入したのは、長女でしっかり者のサチ。親を許すということ、看護婦として常に厳しい環境の生と向き合っていること、凛としたたたずまい…共感し、かつ憧れるような女性です。そしてまた、哀しみを感じるキャラクターでもあります。
物語も本当にしっかりと作られており、紹介したいセリフもたくさんありますが、あんまりネタばれになってもつまらないので控えます。(でもこのブログのタイトルの意味をかみしめる内容です)いろんな経験をした大人が読むからこそ、つぼに入る箇所があります。おすすめです。
何度も足を運んだ土地ですが、また鎌倉へ行きたくなりました。
明後日が予定日。初乳が出て、おしるしがあり、子宮口も開いている状況ですが、なかなか規則的な陣痛が来ません…。今日もまた、お散歩を頑張らないと~。まだまだ本が読めるかな?
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2007
06,02
16:23
深く静かな語りに耳を傾ける
CATEGORY[児童文学]
「ギフト 西のはての年代記Ⅰ」 ル=グウィン著
河出書房新社
世界三大ファンタジーの一つ、「ゲド戦記」でもよく知られるアメリカ人作家、ル=グウィンの新作長編。全三巻の予定の一冊目。ここでも架空の世界を舞台に、彼女ならではの重厚な物語が展開されます。
主人公は16歳の少年オレック。低地の町に住む人々からは「魔法使いが住む」と恐れられる高地で、一族を代表する父と、低地から嫁いだ美しい母と暮らしています。辺鄙な丘陵地帯で、放牧や農業でどうにか質素な暮らしを続けてきた高地の人々。その過酷な土壌に暮らす民は、各部族で異なった特殊能力「ギフト」を親から子へと代々受け継いでいきます。何故オレックが父に目を封印されて盲目として生きていくことになったのか…。主に「ギフト」の力をめぐる父と息子の葛藤を中心にして物語は展開していきます。
限られた資源で暮らすがゆえに、部族間での土地・家畜の争奪戦があり、また跡継ぎを残すための政略的な結婚や女性の争奪戦。攻撃的な強い「ギフト」(生き物を殺したり支配する力)を持つ部族が栄え、病を見つけたり、生き物と交流するような穏やかな「ギフト」を受け継ぐ部族は、生き延びるために他の部族との関係を保ったり、奥地でひっそりと暮らす等の道を選択する。高地の村を舞台にあくまで静かに進行する物語の中で、違った能力を持つ部族のそれぞれの歴史や暮らしぶりがさりげなく織り込まれ、主人公が生きる世界にどんどんひきこまれていきます。全体的には緩やかで地味なリズムでありながら、一冊の本の中に、実に豊かな言語と哲学、物語る力が完成されています。
「ギフト」を使うという行為は何なのか?そもそも何故こういった能力が存在しているのか?主人公と彼を支える少女は、強い力を授かった身ゆえに、深く悩み考え、決断をしていきます。大人からも世界からも安易に答えは出されません。問いが発され、それについて思索し、生きていく姿は、そのままこの物語を読む読者にも当てはまります。ル=グウィンが示す物語は、読む側にゆだねられています。
現在陣痛の波が押し寄せていますので、ちょっと駆け足で読みきりました。本来ならば、もっと一つ一つの言葉を吟味しながら読みたい作品です。個人的には、イタリアの言語学者ガヴィーノ・レッダの自伝小説「父 パードレ・パドローネ」の世界と重なりました。(イタリアの田舎の島で、厳格な父のもと、学校教育も受けられず、厳しい自然の中で羊飼いとして育てられる少年の物語です)
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2007
06,01
10:37
本館を更新しました
CATEGORY[ホームページ更新]
6月に入りました。今日は一回目の満月です。
ホームページの本館を更新しました。今回は、明治の作家、尾崎翠と石川啄木という二人に焦点をあてて紹介しています。以前より詩歌について一項目まとめたいと考えており、いろいろな詩人が浮かんだのですが、今はこの二人の表現する悲哀・海に寄せる思いが強く湧き上がってきたので取り組んでみました。
現在は初めての山国暮らしですが、今までは海に近い生活のほうが多かったです。海は、どんよりと曇った寂しい景色が一番好きです。尾崎の因幡の海、石川の大森海岸…どちらもまだ行ったことのない場所ですが、恐らく寂しい寂しい浜辺であろうと想像できます。いつかこのふたつの浜辺を散策し、二人の言葉を味わってみたいと願っています。
二人の作品に広がる世界は膨大にあり、ここではそのほんの僅かしか取り上げられていません。是非、二人のむき出しの言葉に直接ふれていただけたら幸いです。
実際の二人は同時代ながら、直接の交流はなかったようですが、ある作家の小説について近しいコメントを寄せています。国木田独歩作「牛肉と馬鈴薯」。二人の心を打ったこの小説、自分も読んでみようと思いました。
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2007
05,31
11:52
戦争を防ぐために
CATEGORY[ノンフィクション]
『われわれの』国はその歴史の大部分を通して私を奴隷として扱ってきました。それは私に教育を、あるいはその所有を共有することを拒否してきました。『われわれの』国は、もし私が外国人と結婚するなら、今でも私の国ではなくなるのです。
「三ギニー 戦争と女性 」 ヴァージニア・ウルフ著 (1938年)
みすず書房
以前、偶然目にした新聞の書評に、上記の部分が紹介されていました。その過激な一文が記憶に残り、気になる一冊に加わってた長編エッセイ。その後小説「ダロウェイ夫人」を読み、ウルフの表現力の深みに心酔し、このたび念願のこの本を手に取ることができました。
ギニーとは当時イギリスで使用されていた硬貨の単位。ウルフは書簡という手法を用いて、戦争を未然に防ぐために女性は何をできるかというテーマを論じていきます。その中で、この「三ギニー」の使い道が戦争予防のためにできる行為の象徴となっています。
ウルフが論旨をまとめるにあたって、膨大な量の伝記や新聞記事等を証拠として差し出しているために、文章に挿入される注訳の量も著しく、小説と同じく次から次へと流れるような独特な文体のため、短いページ数ながら、読み込むのは時間がかかります。しかしながら、ウルフが手品のように開いてみせる華麗な手さばきによって、19世紀から20世紀にかけて、祖国イギリスでの女性の置かれている立場の変遷、女性の自立に対する根強い反感の実態について、具体的に知らされます。今なら嘘のようにさえ思える現実─政治・教育・宗教・芸術・報道の世界においても、各家庭にはびこる家父長制度においても、権力と支配欲と闘争心に守られた男性の意識がいかに堅固で、女性がいかに劣った存在として刷り込まれ、社会から締め出されてきたか─、改めて驚きます。ファシズムと家父長制度の根底に共通にあるもの、権威や名誉を何よりも重んじる、所有欲から成り立つ男性が支配する社会が愛国心を育み、戦争を必要とする構造…ウルフの示す論点は明解です。女性が(偏らない)教育を受けられること、それによって経済的に独立できること、かつ自分のお金を自分が支持することに使えることが、戦争を防ぐための重要な一歩である。今まで一人前と扱われなかった女性だからこそ、アウトサイダーであることを維持することで、この戦争を支持する社会構造を拒否できる視点をもち、行動できる。子どもの頃よりうつうつと感じていたこと…経済の自立なくして自分らしく生きてはいけないと考えていたことが、この本を読んで、明確に提示されているので嬉しく思いました。
現代の私たちなら当然と享受している、教育を受ける権利、労働の対価として金銭を受け取る権利、政治に参加する権利…その意味を確認せざるをえません。なおかつ、ウルフは「フェミニズム」という言葉はもう必要ないので燃やしましょうと語りかけます。「万人の権利─すべての男女─正義、平等、自由という偉大な原則に照らして各人がもつべき権利」を主張すること。
実際のところ、女性として私には祖国がないのです。女性として、私は祖国が欲しくはないのです。女性としては、全世界が私の祖国なのです。
当時、ファシズムが現われ世界が再び戦争へと向かっている時代に、ここまで未来を見通して、勇気を持って主張したウルフ。是非読まれるべき本だと痛感しました。
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2007
05,29
15:35
つっかえています
CATEGORY[妊娠・出産]
予定日まで残り1週間をきりました。お腹の痛みに「!!!」と身構えつつも、なんだかんだとおさまっている妊婦生活です。最後の膨張か、お腹が重くてつっかえて、とうとう妊娠線もできました。急激な膨張で皮膚が裂けてしまう現象、妊娠線…毎日クリームをぬって予防していましたが、この最終段階のお腹を見ていると、裂けて当然だな…と納得してしまいました。
来月は満月が2回ありますね。いわゆる、ブルームーン。このまま何事もなければ、6月1日の第1回目の満月の日にホームページの更新を予定しています。出産すれば、目を酷使してはいけないとのこと。更新はちょっとお休みするかもしれません。
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