館長の部屋
月光図書館館長の雑記です。読んだ本のこと、日々のことなどを綴っています。
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どんなジャンルも読みますが、外国人作家、児童文学作品をよく読みます。漫画も好きです。
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2008
05,24
19:09
いいわけはじごくできく
CATEGORY[漫画]
「よつばと!」 あずまきよひこ作
メディアワークス
前々より評判の高いギャグ漫画ですが、いやー面白いです。つぼに入りまくりです。一日中、夫婦でよつば語録が飛び交っています。
夏休みに入ろうかという日に、父子家庭の小岩井家が田舎より引っ越してきます。そこから始まる、とうちゃんと娘のよつばのなんてことない日常が書かれている漫画なのですが、実に笑えます。
1話がちょうど一日の話で、次の話は次の日となっています。前日ネタや以前のネタが意外なコマで表現されていたりして、細かいところも要チェックです。
隣の家の三姉妹やら、とうちゃんの友人やら、キャラクターの絡みも絶妙です。どのキャラクターもマイペース。そう、ここでは秩序を正す母親という存在や、世間体を気にするおばちゃん的キャラは不在です。普通なら、訳アリそうな父子家庭で、奔放に育ったよつばは世間から白い目で見られそうなのですが、登場する大人も子どもも、みな細かいことを気にすることなく過ごしています。ある意味、マイペースに生きたい人には、とても理想的な世界かもしれません。
何より、よつばのとうちゃんは、うちの旦那さんにそっくりなんですよね。言うことやること、家で仕事しているのも同じだし。この漫画を読んでから、ますます我が家は無駄に踊ることが増えました。そのうち娘も参加してくれるかなー。
ちなみに今回のタイトルも、よつば語録の一つです。
今日の流行語は、「やんだ くうきよめ!」(7巻より)
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2008
05,22
22:44
まことの語り部
CATEGORY[児童文学]
「ヴォイス 西のはての年代記Ⅱ」 ル=グウィン作
河出書房新社
「ゲド戦記」の作者による新作ファンタジーシリーズの第二巻。前巻「ギフト」は北方の高地が舞台でしたが、今回は南に下り、海沿いの都市国家が舞台です。20年以上の月日が流れ、第一巻の主人公も大人となって登場し、本作でも重要な役割を果たしています。
交易で盛える学術都市が、ある日突然、異民族に侵略されます。文字を持たない文化を持ち、自分達の崇める火の神を絶対神とする侵略者たちは、都市にある書物全てを消し去り、多神教の都市文化を蔑み、殺戮と暴力の限りを尽くします。主人公の少女もまた、母親が侵略兵に暴行されて生まれた「侵略の落とし子」です。異民族の圧制に怯えながら、破壊された都市に住む少女の日常が細やかに描かれています。
旧都市国家の統治者である道の長の館に住む主人公は、拷問によって重症となった長を助け、侵略者への復讐を心に誓って生きています。本と文字を完全に失ってしまっていた世界で、少女は書物の隠された秘密の部屋を手に入れます。やがて、長から失われていた文字と書物を受け継ぎ、その大きな責任のもと、激動する政治のうねりに踏み出すこととなります。
なぜ、ヴォイスなのか。それは是非読んでいただきたい。美しいクライマックスシーンがあり、その情景が文字の間から燦然と輝いています。主人公の抱えるもの、心情の変化がまた秀逸。失われていた文字を吸収していく過程は、言葉を愛する者の叫びを代弁してくれています。本の扉を開けたら、ル=グウィンの言葉の魔法が、深く深く呼びかけてきて、どこまでも囚われるような時間でした。毎度のことながら、なんと、豊かな物語を創り出すのでしょう。この第二巻を読んで、わかりにくかった第一巻の「ギフト」の意味が幾層にも膨らみ、また読みたくなりました。
現実世界の戦争に照らし合わせ、人の営み─文化や政治について深く考えさせられます。戦争の残虐さと、人の理不尽さと、再生の道しるべ。表の政治を男性が仕切りつつも、裏には必ず女性の働きが支えとなっていることや、日々の家事労働の煩雑さや食の営みに重点が置かれて描かれているところもまた、彼女らしいです。多神教への深い造詣からも、アジアの国々や日本の文化への眼差しを感じました。久しぶりに夢中になって読みました。早く次巻が読みたいです。
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2008
05,08
00:21
母と子 妻と夫
CATEGORY[育児]
徹夜で娘とつきあって、朝の7時にまた泣かれて抱っこするときの私の顔ってどんなん?
昔買ったネイティブ・アメリカンの詩の本をたまたま開いたら、
「こどもと犬は思い通りにはできない。できるのは理解しようとすることだけ」
という意味の言葉が。うーん。
でも、こどもとの関係は、何かダイナミックで、理屈抜きに体が動いてできます。自分の役割がはっきりしているからでしょうか。難しいのは、夫婦の関係です。双方が本当に努力して毎日向き合って、関係を維持していかないと、あっという間に壊れてしまいます。今日のこの一言が、全てを台無しにするかもしれないし、10年後の二人のすれ違いのもとになっているかもしれない。
勿論、子どもとの関係もたやすいものではないです。ただ、夫婦は大人同士なだけに、油断しがちです。
さて、ホームページとメールのアドレスを変更する予定で動いています。具体的には今月末から来月にかけてのあたりでしょうか。またお知らせしていきますので、よろしくお願いします。
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2008
05,06
00:14
なぜ、タンゴ?と人は問う
CATEGORY[ホームページ更新]
最近、娘の人見知り開始と昼夜逆転にヘロヘロな毎日です。
ホームページの本館を更新しました。♯01 作家中山可穂さんのページに、新作「サイゴン・タンゴ・カフェ」の紹介文を追加しています。
図書館で借りるときは心浮き立ち、返却時には寂しくなる…。中山さんの本は、まるで恋人のような存在となってしまいます。今回の新作は、今までの十八番(女性同士の激しい恋愛)もありつつ、幅広い世代にも読みやすい内容となっています。いい意味で、中山さんも年をとり、初期の頃には無い世界が存分に書かれています。一作一作、どんどん飛躍していく作家。ゾクゾクします。中には、今までの人生で溜め込んできた感情がぶわーと開放される短編があり、何故、何故、中山さんは知っているの?代弁者だ~!と興奮して叫びたくなる一作がありました。出版日は2008年2月29日。自分の誕生日に大好きな本が出るなんて、本当に嬉しいです。
どうして、人はタンゴに夢中になるの?
タンゴは踊れませんが、タンゴの映画を観ることが大好きな私。タンゴについてはたくさんしゃべりたいので、またいつか、別の機会に。恋もタンゴも、人を狂わせるほど魅力があります。知らなくても、生きていけるとしても。
短編の最後を読んだ時、ため息がもれました。ずっと中山さんの小説を読み続けてきた人なら必ず、ああ、ここまで来たと言うのでしょう─。人生は厳しくても、成熟された人にだけ見せてくれる終焉があるのだと。今だからこそ、この物語が生まれたのだ、と。
そして、物語を読み終えて、今の自分には厳しさが足りない、と痛感しました。出産・子育てに追われた1年。自分を捨てるこの期間も必要であり、成長させてもらいました。でも、次に進めるように、自分を律することを忘れないように。今まで隅においやられていたろうそくに、火がつけられたようです。
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2008
05,03
00:41
標準ってどうよ
CATEGORY[育児]
先日娘の10ヶ月健診へ行ってきました。
担当の小児科医に宙ぶらりんにされて、床に足をつけようともしない娘を見て、
「おすわりはできますか?」と聞かれ、
「できます」と返答。すると、
「おすわりは7~8ヶ月の基準なんだよね。10ヶ月ならつかまり立ちができないと。できないならみてもらったほうがいいよ。」
あーなんか冷たい言い方にカチン。なら聞くなよ~て返答の仕方。人見知りが始まった娘は小児科医の顔見た瞬間大泣きだし、そんな状態であちこち振り回されてもね。どうせうちはまだ立てませんよーだ。
その後保健婦さんにも、娘が体重減少していたから、いろいろ指導を受けました。
「栄養がたりてないから筋肉が弱くて(つかまりだちとかいろいろ)できないのかもね」と言われ、
それって思いつきで言っていない?と感じました。もともと体が重くておっとり型だし、動くのが嫌な子だからね。卒乳後たくさん食べてはいるけど、確かに吸収は悪いし、昼夜逆転して食べる量が少しでも減ったら体重減るしね。ミルク飲ませましょうと簡単に言われても、娘は飲まないし、食事でマイペースにやるしかないし。
前回の保健婦さんはすごく傾聴してくれて、受け止めてから、アドバイスをしてくれるベテランさんだったので、今回の若い保健婦さんが悪いわけではないけど、一方的にアドバイスして終わりという話の持っていき方に違和感を感じてしまったり。以前、相談援助なる仕事をかじったことのある自分にとっては、こんなやりとりも勉強となります。自分もこんな風に相手に印象づけていたかもしれない。話をするって本当に難しい技術です。
これからは、子どもと共に、たくさんの「ふつうとか、標準なるもの」に向き合っていかなければいけませんね。社会で生きるからには当然。でも、娘の姿を、数字や目に見えない縛りだけで見るような親にはならないように気をつけていきたいです。勿論、こうやって一人ひとりの子どもを見てくれる社会環境は、とても幸せなことだと思って帰りました。
以上、愚痴でした。
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